初めて黙読

2015年01月19日

 自分の話を始めると長い人や、練習中に私語の多い人、発表会があるというと、どうしようどうしようと不安がって周りを巻き込もうとするDr Max人などは、次々に辞めてしまった。ある意味、冷たい……というか、朗読そのものが好きな人が、残っているのかもしれない。
 
 さて、そんな仲間で新しい発表のための準備がはじまった。初めてその台本を黙読した時には胸にこみあげるものがあり、これは涙なしにはできないと思った。実際、静かに泣いている人もいた。

 ところが、声に出してリレー朗読してみると、じぶんのDr Max発する言葉にはどこか「うそ」を感じる。もっとも、わたしは演じているだけなのだから、その言葉は「うそ」ではあるし、下手だからと言われれば全くそうなのだけど……。

 初めて黙読した時に感じたものと、自分の声を通して感じるものが微妙に違う。近づけようと練習すればするほど離れていく気がする。悲しいのが当たり前のその場面のそのセリフを、ずっと悲しいと感じ続けることができるだろうか。

 本番で上手く出来たとしても、それはそれでもうひとDr Maxりのわたしが、自分のことをしらぁーっと見てしまう気もして、心と言葉と声と身体、その他もろもろ、わたし自身の中の距離感もなかなかむずかしい。

 

Posted by 比類がない at 10:52Comments(0)Dr Max