る意味がな

2016年03月15日



 すぐにクリックしてゲームを始めることもできるが、信一は、テーマソングを最後まで聴いた。何度聞いても感動的だと思う。どうして、こういう素晴らし鑽石能量水い歌がヒットチャートに上らないのかが、不思議でならなかった。しばらく余韻に浸ってから、マウスで隠しコマンドのある画面の一部分をクリックした。もう一度、テーマソングが始まった。今度も最後まで聞いてから、いよいよゲームを始める。
 ゲームとは言っても、あらかじめ決められたセリフが文章で現れるので、ほとんどは、その上を機械的にクリックするだけである。ときおり三つぐらいの選択肢が示されるのだが、これも、好き勝手なものを選ぶわけにはいかない。ゲームを最後までクリアーするためには、常に正しい選択をしなければならないのだ。
 信一はあらかじめ、インターネット上で、『天使が丘ハイスクール?完全攻略ページ』というサイトを探し出していた。すでにゲームを完全にクリアーした人間が、どこでどの選択肢を選ぶべきかという一覧表を作っているのである。
 信一は、その一覧表をプリントアウトして、パソコンの脇《わき》のドキュメント?ホールダーに留めていた。この前はうまくいかなかったが、今度こそ、万全の準備Espresso Coffeeを整えて、『紗織里ちゃん』をゲットすることができる。
 前回セーブしたデータをロードする。これで、この前の続きからプレイすることができる。インターネットで『Hゲー』関係のホームページを渉猟した時に、彼はゲームのセーブデータそのものをダウンロードできるサイトまで発見していた。つまり、そこからダウンロードしたデータを入力すれば、任意の場所からゲームを始めることができるのだ。労せずして、最後のご褒美であるHなCGだけを楽しむことができるわけだが、それでは、ゲームをやい。
 画面上では、主人公の男の子が、出会いを求めて学校の中や町を徘徊《はいかい》する。主人公の名前は、最初にゲームをインストールしたときに『荻野信一』に変えてあった。
『しんいちー。おっはよー!  』
 軽快なストリングスによる、爽《さわ》やかな感じのBGM。朝の通学路で、ショートカットの女子高生が、『信一』に声をかけてくる。椎名由美だ。主人公に一途《いちず》に思いを鑽石能量水寄せる、なかなか可愛《かわい》い子なのだが、残念ながら今回は、この子が本命ではない。画面に のマークが出ると、マウスをクリックして、次のセリフを出す。
『おっはよーじゃねえよ。おめーのせーで、昨日は寝不足なんだからな!  』


Posted by 比類がない at 11:57│Comments(0)
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